⑤「数の子」:にしんの卵巣を塩漬けにしたもの。卵が多いことから、子孫繁栄の願いをかけます。また二親(にしん)(=両親)が健在であることを祈る意味もあります。(写真5)
⑥「だて巻き」:卵地に白身魚のすり身を混ぜて焼いた厚焼き卵を、すだれで渦巻き状に巻いた者。華やかさのある料理です。「伊達」とは、華やかさ、派手さを表します。また巻物の形から、文書、文化の発展を願う意味もあります。(写真6)
⑦「なます」:大根とにんじんを切って、お酢で味付けしたもの。紅白はおめでたい色です。(写真7)
⑧「かまぼこ」:魚のすり身を加熱した練り製品。これも紅白でおめでたい色を表します。(写真8)
(おせち料理の説明は、LEE『料理なんでも事典』の説明などを参照・利用しました。)
(井出敬二 前在中国日本大使館広報文化センター所長)
「チャイナネット」2009年1月6日