北京時間の23日未明、グーグルは中国での検索サービスを中国大陸から香港に移行すると発表した。中国に在住している日本人学者の加藤嘉一氏はこの日、中国国際放送局の記者の取材を受けた際、「グーグルのこの行為は害が大きくて利が少ない」と述べた。
加藤嘉一氏は、「日本企業界では一つの言い方がある。それは、グローバル化と本土化を結びつけてこそ、企業が成功できるということである。中国は世界で最大の市場の一つであり、どの多国籍企業も中国市場を無視できない。今回の事件はグーグルにとって失敗の教訓だ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年3月24日