日本の山田重夫公使は22日に天津で開かれた第3回「東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(中日韓)メディア協力シンポジウム」で次のように発言した。
環境保護、省エネ、持続可能な発展という思想は上海万博の各面で形を結んでいる。日本は日本政府館、日本産業館、大阪館の3館を出展する。日本政府の出展する日本館のテーマは「こころの和、わざの和」だ。つながり合い、地球環境など様々な問題を解決するために人と人が国境を越えて協力し、調和のとれた未来を創造するという意味だ。
上海万博は全世界の人々を上海や東アジアに引きつけ、より多くの人々に東アジアの活力を再認識させる機会となり得る。東アジアは今世界で最も活力のある地域だ。東アジアの活力を最大限に発揮し、東アジアを安定・成長させるには、域内協力が欠かせない。
東アジアの安定・発展には人的交流や相互理解の強化が極めて重要だ。日本政府はこの観点に立ち、08年以降毎年、アジア各国の青少年6000人以上を日本に招待している。この事業はアジアの青少年間の相互理解の促進に極めて大きな役割を発揮している。
東アジアの文化には一定の類似性があるかも知れないが、実際には多様な文化の集まりだ。上海万博は人と人が交流する場となる。上海万博が東アジア内の相互理解、さらには東アジアに対する全世界の理解を深める機会となることを期待する。
「人民網日本語版」2010年4月23日