中国人学者、日本首相の交代を読み解く

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発信時間: 2010-06-09 09:59:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽菅新首相 舵取りの行方

記者:6月4日に誕生した菅新首相をどのように評価するか。

張氏:菅首相は鳩山前首相よりも政治家らしい政治家だ。東京工業大学を卒業し、特許法律事務所の責任者を担当。長い間、市民運動に身を投じた。1974年には選挙参謀として女性運動家、故・市川房枝さんの当選に尽力した。政治家の家系出身ではなく、日本のメディアは「異例の市民運動出身」と伝えた。1996年、厚生大臣を担当し、官僚勢力と対立しながら、薬害エイズ事件の処理に当たった。高い行動力が評価され、「首相に最もふさわしい政治家」に選ばれた。菅首相は政界屈指の雄弁家でもあり、その雄弁術の特徴は相手の弱点を直ちにつかんで打ち負かしてしまうことにある。

菅氏の最大の特徴は政治に対する執着だと考える。浮き沈みの激しい政治人生を送ってきた人物だが、今回の党代表就任は再び訪れた好期と言える。党代表選挙にこれまで4回出馬し、いずれも惨敗に終わった。私が留学から帰った2004年だったと思うが、菅氏は年金未納問題で党代表の辞職を余儀なくされた。それを機に頭を丸め「お遍路さん」スタイルで四国88カ所巡りを開始した。そんな菅氏に対して「政界を退くだろう。再起はありえない」との見方が大方を占めていた。だが6年後、第94代首相となった。

記者:菅首相の執政力と執政路線をどう見るか。

張氏:「政界サラブレッド」の鳩山・小澤両氏と比べると、菅氏は浮き沈みの激しい政治人生を歩んできたため、より政治家としての柔軟性と策略を備えている。ただ、政権運営の道のりはかなり険しいものとなることが予想される。初めに直面する問題として目前に控えた7月の参議院選挙がある。1カ月という短い期間で民主党に対する信頼と支持率を回復させ、参議院選挙で勝利を収めることが求められる。まずは党内の力を結集するとともに、閣僚選びをしっかりと行い、団結力のある効率的な布陣を敷く。そして「郵政改革法案」、「労働者派遣法修正案」などの重要法案を国会で可決していくことが必要だ。

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