唐主任は、中日が現在実施している重要な環境保全プロジェクトについても紹介した。そのうちの一つは、リサイクル経済プロジェクトである。中日双方は2008年10月にこのプロジェクトを発足させ、5年間に、企業の環境活動、国民の環境意識などの角度からリサイクル経済の発展を促すものである。このなかには、中日友好環境保全センターの架け橋と窓口としての役割をさらに浮き彫りにしている。
小沢大臣は、中日友好環境保全センターはまさに日中友好の大きなシンボルであり、環境保全技術全般にわたる技術移転や環境協力の分野における大きな成功例の一つと見ている。そして、昨年6月、日本の環境省と中国の環境保護部による「環境協力の一層の深化に関する覚書」が結ばれ、同センターは、日中環境協力のプラットフォームに指定されたことを明らかにした。小沢大臣は、「中国国内はもとより、北東アジア、さらに地球規模の環境問題に対する調査・研究分野の拠点として中心的な役割を果たし、また、日本との環境協力の架け橋になるように」と、同センターに対する期待を語った。