草食系男子の一風変わった「反逆」行動

草食系男子の一風変わった「反逆」行動。

タグ: 草食系男子 日本

発信時間: 2010-12-01 15:26:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今、日本では若い男性に変化が現れている。一世代前の男性と比べると、「将来を楽観せず、野望も持たず、リスクをとりたがらない。自家用車を持たず、仮に持っていても車を飛ばしたりしない。異性と会っても、それが3回目のデートであっても、セックスまで進もうとしない。お金の無駄遣いをしないが、化粧品には財布の紐がゆるむ」といった特徴が印象的だ。出生率や景気が低迷している日本社会。彼らのそうした行動や特徴を見るにつけ、日本の将来を不安に思う人は少なくない。ソーシャルエコノミスト曰く「日本を発展に導くか衰退に導くかは、そうした温和な性格を持ち、倹約家で、すこぶるお行儀のよい彼らの肩にかかっている」ことを充分に分かっているからだ。アナリストによると、20~31歳といった年齢層の日本男性は、従来の日本社会では考えられない「反逆」行動に出ていることを指摘している。日本の企業では週70時間労働はごく当たり前であったが、こうした年齢層の男性は残業を嫌がる。その様子は、1980年代の経済高成長の時代に、あくせく稼ぎ、出世を夢見たサラリーマン達とは全く異なっている。この世界規模の不景気により日本の大学生の就職は難しくなっている。だか、そのこと自体よりも「今の若い男性が何を考え、何を求めているのか分からない」といった問題の方が重要であることに気付かされる。一世代前の男性と言えば、「24時間闘うビジネスマン」と異名を取るほど、会社に尽くし、社会に貢献し、日本の経済を支えてきた。黒の上下スーツに身を包み、仕事の帰りは同僚と飲み屋で一杯というサラリーマンの姿がその時代を象徴するものであった。残業や付き合いで家族をかえりみない、それが今の若い男性達の「父親像」である。だが経済界や政界では「努力すれば出世する」といった従来のモデルが、今の時代すでに通用しないことが認識され始めている。日本経済が高成長期から長期衰退期に変わり、世界の大国にのし上がったという自負や自信が、今は見る影もなく、ただ将来への危機感だけが募るようになってきている。時事評論書「国家再生」の著作者ジェフ・キングストンによると、「自分を犠牲にしてまで会社に尽くす人なんて今の若者にはいない」と述べている。

日本の若い男性は金銭欲が薄くなっている。だが平穏で幸せに暮らしたいと望んでおり、家族と一緒に過ごす時間や、自分の趣味のために費やす時間を大切にする傾向がある。そうした欲に淡々とした若い男性が社会に広まる中で、日本の女性の地位はどんどん上がってきている。ある調査データによると、30歳以下の独身女性の平均収入が初めて、同年齢の独身男性の平均収入を上回ったという。

 

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