外交の方向性を見失った日本

外交の方向性を見失った日本。 年初の「トヨタリコール事件」によって日本は欧米から「方向性を見失った国」「“向かうところ敵なし”から“経済停滞”へと変わった典型」と見られている。「方向性を見失った国」はとりわけ外交面の方向性を見失い、ロシア人は日本の外交を「四面楚歌」の状態に陥っているとまで形容している…

タグ: 日本 外交

発信時間: 2010-12-06 11:13:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

「日米基軸」と「アジア戦略」は両立しない

「西洋に属し、アジアにも属す」。日本人でさえ、自分の国が「漂流している国」だと称することにまったく抵抗を感じず、「日本はいったいどこにあるのか」についてはっきりしていない。日本JCC新日本研究所の庚欣副所長はこの問題について、日本外交にはいくつかの「ジレンマ」があるとまとめた。

日本は国家モデルの転換と政治的独立の道を歩みたいと願っているが、直ちに米国から離れることはできない。これが一つ目のジレンマ。二つ目のジレンマは、中国の経済成長に乗じ、中国の国際的な政治力を借りて、米国から独立するための外交バランスをとる手段を得たいと願っているが、中国や東アジアの前で弱さを露呈したくはないこと。三つ目は国内に対するもので、「政治・外交の転換」や「自分が一家の主になる」という民意に応える必要がありながらも、力相応に事を進めなければならず、早急にはできないというジレンマである。

 

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