人気No.1を誇る漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載の冒険漫画『ONE PIECE』が初めて3D映画化され、3月19日に日本全国で公開される予定だ。
『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』は上映時間30分で、あらすじは次の通り。ある朝、ルフィが目を覚ますと、麦わら帽子が消えてしまった。幼い頃、大海賊“赤髪のシャンクス”と約束を交わして預かった、命よりも大切な麦わら帽子だ。大ショックを受けたルフィは仲間たちと力を合わせて、“麦わらの一味”の絆を懸けた大争奪戦へと舵をとる。
東映アニメーションの企画開発スーパーバイザーの清水慎治氏は約11年前、プロデューサーとしてテレビアニメ『ONE PIECE』を立ち上げ、今回も3D映画の制作に携わった。「チャイナネット」のインタビューに応じた清水氏は、映画の見所について「「『ONE PIECE』はアクションが多いので、3Dに向いています。ルフィのゴムゴム技炸裂しますよ。期待作なので、ぜひ見て欲しい」と語った。
漫画『ONE PIECE』は尾田栄一郎氏の人気作で、友情、努力、勝利といった要素が揃った典型的な少年漫画といえる。東映アニメーションによってアニメ化された際も、「基本的には原作に沿ってやっていく。もちろん、時には変えるというか、ちょっとアレンジするときもあるが、そういうときは原作者にことわる。そうでないと、ファンに違うと思われるので」と、清水慎治氏はアニメ化の原則を説明した。3D映画にする場合も、「原作の絵をもう一度参考にし、立体にしている」と強調する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月16日