ロシア連邦原子力企業のロスアトムの報道官はこのほど、福島第一原発の事故評価を最悪の「レベル7」に引き上げたのは「間違い」だと指摘した。
同社のノビコフ報道官は、最新の事故評価では事故の危険性が過大評価され、これまでの過小評価と同じく不適切であるとし、その背後には「政治」的な要素が隠されていると話す。「炉心溶融は実際はレベル5だ。最悪レベルに認定されれば、必ず何らかの影響がある」と同報道官は見ている。
ロシア科学院原子力安全発展問題研究所のラファエル・アルチューニヤン副所長もこの見方に賛成で、「福島の地元住民に与える影響を見ると、レベル4にも達していない」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月14日