資料写真:韓国の焼肉
五一労働節快楽!ただいまのゴールデンウィークの真っ最中にこのブログを書いています!みなさんお休みはいかが過ごされましたか!?
日本では、韓国料理焼肉店で提供されたユッケ(生食肉料理)に腸管出血性大腸菌O-111が付着しており、それが原因となり死亡するかたが複数人も(!)でているという事件が話題になっています。
もともと日本では、魚肉の生食=刺身を食べるというのが代表例であると思いますが、この生食文化というのは特に江戸時代からスタイルを確立させたという歴史をもっていました。とはいっても、実は「生食」という料理スタイルは、まさに素材そのままを食するということでありますから、文明をもたないあらゆる動物は「生食」をするわけですし(生け捕り食いではありますが・・・)、人間だって原始時代には生食が常食であったはずです。そこに「火」をつかったり、干したりすることによって、当初の目的は味を良くする、というよりも殺菌をするという目的のために、「生食」が敬遠され、だんだんと加工するようになってきたのだとされます。こうした殺菌処理は、人間の衛生管理の第一歩となったことでしょう。
そして、時を下って日本の江戸時代に、ようやく世界に先駆けて、近代的「生食」というスタイルで「生食」がカムバックします。新鮮な魚を生で食するという「高度な文化」が誕生したわけですね、原始的な文化から一気に高度な文化にふれてようやく、衛生管理を保ちながらも、「生食」という調理スタイルを確立できるようになったわけです。さらに、今では衛生管理は医学の発達と共に、人間の食中毒は細菌群などがひきおこすことがわかってきましたし、そしてその見えない細菌群を発見する方法、そして科学的、医学的に殺菌する方法を見つけるまでに至りました。