共同通信社は、沖縄県石垣市の八重山漁協所属の漁船約10隻が3日、釣魚島周辺で操業するために石垣港を出港したと伝えた。うち1隻は政治団体が所有する漁船。
政治団体は、釣魚島の周辺海域で釣りや潜水漁業を行い、全世界に映像を公開し、日本の領土・領海であることを証明する考えを示している。上陸はしないという。
漁船は3日午前6時頃に石垣港を出港。政治団体によると、出港前に同団体の漁船は海上保安庁による検査を受けた。同団体の漁船は4日未明に帰航することになっており、その他の漁船も2~3日の作業を行ったあとに帰航する予定。
そのほか、第十一管区海上保安本部(那覇)は、3日6時40分頃に釣魚島の北西約31キロメートルの接続水域を航行する中国の漁業監視船「漁政201」を発見したと発表した。発表によると、第十一管区海上保安本部が直ちに日本の領海に入らないよう警告すると、中国の漁業監視船は「ここは中国の管轄海域で、法に則って公務を執行している」と応じた。中国の漁業監視船は午前10時40分頃に同海域を離れた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月4日