50億ドルが14億ドルに 日本は美術品市場で惨敗

50億ドルが14億ドルに 日本は美術品市場で惨敗。

タグ: 美術品 日本 投資家 バブル 名画 

発信時間: 2011-07-04 14:08:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ゴッホ「夜空」

中国人にはよく長期ローンを組んで「不動産奴隷」「車奴隷」果ては「墓奴隷」になっている人を知っているが、世界には「絵画奴隷」なる人種が存在することを知る人は少ない。1980年代後期、日本の銀行は顧客の美術品購入に全力で貸付を行っていた。銀行家は美術品相場の好調をアピールし、西洋美術品は値上がりする最高の資産だと勧めた。このように、日本の企業やビジネスマンは大金をはたいて作品を買い求めた。著名な安田火災海上保険が買ったゴッホの「ひまわり」には3900万米ドルが支払われた。大昭和製紙の会長斉藤了英氏が1990年5月15日、湯水のように金を使い1.606億米ドルでルノワールとゴッホの2作品を購入している。うち、ルノワールは7810万米ドル、ゴッホの「医師ガシェの肖像」を8250万米ドルで、当時の絵画取引で最高額を更新した。日本の美術館などの専門機関もめまいがしていたのか、空前の「買い替え」を行い、大量の西洋美術を購入している。

ある日本企業の社長はいう。当時の経済好調を背景とした「もっと未来はよくなるという希望」に満ちた投資心理や投機の勢いには誰も抗えなかったと。このことは、日本企業やビジネスマンが当時最高値で美術を購入していた本当の動機が投資だったことを説明している。

 

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