日本女子サッカー伝説の人物・澤穂希

日本女子サッカー伝説の人物・澤穂希。 1993年のアジア女子選手権にて代表デビューして以来、澤選手は3回のオリンピック、5回のアジア選手権出場を果たしている。日本代表選手として計125試合に出場し、この度のW杯で通算80得点目を記録した澤選手は、日本女子サッカー界の伝説の人物として君臨することになった。澤選手の活躍を見ると、中国人であれば否応なく、かつての中国代表チームのエース・孫雯選手を思い出さずにはいられないだろう…

タグ: W杯 女子 サッカー 日本 米国 恋人  孫雯

発信時間: 2011-07-20 10:28:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

結婚かサッカーか 「サッカーを選べ」といった米国人の恋人

サッカーにすべてを捧げたかに見える澤選手にも米国滞在時にはロマンスがあった。あるパーティで知り合った7歳年上のFBI職員と瞬く間に恋に落ちた澤選手であったが、そんな恋もある日突然終わりを告げることになる。

米女子サッカーリーグの突然の休止により帰国を余儀なくされた澤選手は、結婚して米国に留まることも考えたという。この時、澤選手の母親からの「あなたは何を目指してアメリカに行ったの?」という問いかけもあり、結婚かサッカーかの狭間で苦悩する澤選手。「本当にサッカーを捨てられるのか?」という恋人からの問いかけに「もちろん捨てられるわ」と迷うことなく答えた澤選手であったが、彼は本気にはしなかった。「サッカーやめて、本当に後悔しない?専業主婦して家で退屈している姿は君には似合わない。君にはサッカーをとことんやってほしい」そんな彼の真剣な言葉で、再びサッカーへの情熱が蘇った澤選手は結婚よりサッカーを選び、日本に復帰した。

このFBI職員の元恋人は今では別の人と幸せな家庭を築いているという。澤選手は白黒二十面体のサッカーボールを生涯のパートナーとして選んだのだ。

33歳の古参エース、得点王とMPVを獲得

決勝でのゴールを含めると5得点を決めた澤選手はこの度の女子W杯の得点王に選ばれた。また記者からの投票によって選出される「アディダス・ゴールデンボール賞」、つまり大会MVPに28.4%という得票率で選ばれ、W杯個人賞で再重視されている賞をダブルで授与されるという快挙を成し遂げた。

W杯開催期間中、引退の意向も表明した澤選手だが、W杯初優勝を成し遂げた今、古参エースにありがちな考えも変わったという。W杯終了後、サッカー日本女子代表の佐々木則夫監督は、澤選手にサッカーを続けるように説得するつもりだと表明している。「澤が現役引退なんてあり得ない。今、あんなすごい選手を引退させる理由がないでしょう。オリンピックに向けまだまだ頑張ってもらわないと」とコメントしている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月20日

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