◇日本を象徴する神社は米軍にとって飾り
在日米海軍が直轄する6つの基地のひとつである横須賀海軍司令部の建物はかつての旧日本海軍の「横須賀鎮守府」の所在地だ。建物のロビーには両国の重要な海軍将校の肖像画が掛けられている。ネイランド事務官は19世紀の日本海軍の肖像画を指差し、「彼らは友だちだ」とし、その横の太平洋戦争時代の日本海軍の将校は「悪人」扱いした。
基地の食堂の前には1941年の皇太后の基地訪問を記念する記念碑と、日本海軍が東京の方角を確認し、皇居に向かって敬礼するのに使った羅針盤があった。これらの歴史がつまった遺物はすでに米軍施設の飾りとなっていた。日本人にとって非常に神聖な神社でさえそれは同じだった。佐世保基地の入り口や横須賀基地の一部の門は神社の鳥居の形になっている。記者がネイランド事務官に何か特殊な意義があるのか聞くと、「いや、何も。ただの装飾品だ」との答えが返ってきた。
記者は横須賀基地入りする前、沖縄のバーである在日米軍と接触、彼は意外にも日本に対して軽蔑的な態度を示した。スティーブンというこの若い軍官は、「日本の自衛隊の実力なんてたかが知れている。沖縄の8%の経済は米軍基地に関係している」と指摘、「数年前に米兵が沖縄の少女を暴行してから、彼らは我々を追い出そうとしているが、本当にいなくなったら誰も物を買わなくなる。そのときになって我々の前に跪いて、早く戻ってきてくださいと懇願するだろう」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月5日