NHKが古澤氏を取材するシーン。日本僑報社提供
「日本僑報」によると、9月27日午後、東京漢語角(中国語コーナー)会員古沢聡氏は上海訪問中上海地下鉄10号線追突事件に遭遇した。当日午後9時40分、同じ上海滞在中の漢語角会員高倉宏充氏から東京漢語角創立者段躍中氏に、自分は無事ですが、古沢氏が腰に軽傷を受けた。しかし、漢語角の皆さんにはご心配なくというメールが届いた。
段躍中氏はすぐ高倉氏のメールを漢語角及び日本湖南人会の皆さんに転送した。知らせを受けた人たちは古沢聡氏が無事であることを聞き、電話やメールで古沢氏にお見舞いを伝え、古沢氏が早く回復して東京に戻ることを祈った。
以前より漢語角を取材したことのある日本テレビ及びNHKのジャーナリストが転送メールでこの情報を知り、ただちに日本僑報社に古沢聡氏への取材希望を電話で伝えてきた。
二つの放送局は漢語角事務局の協力のもと早速古沢聡氏と連絡を取り、28日午後6時45分と7時のゴールデンタームに上海で取材した映像を放送した。
漢語角会員で日本僑報社が創立した日中翻訳学院講師を勤めていた現駐アメリカ日本大使館公使千葉明氏は、NHKが放映した古沢聡氏への取材画面を見て、わざわざアメリカからメールを送り、古沢聡氏及び漢語角の皆さんへ氏が無事であったことへの喜びを伝えた。
情報によると古沢聡氏は今週東京に戻り、10月2日に開催される第208回漢語角交流会において、事故の被災者として「どきどきの一瞬」を詳しく報告する予定である。漢語角は2007年8月創立以来、200回の交流活動を続けてきた。古沢聡氏は総計して150回以上と参加回数の最も多い日本人の一人である。
岩楯嘉之NPO法人日中交流支援機構事務局長によると、古沢聡氏が上海地下鉄事故に遭った後、漢語角参加者の皆さんから多くの関心が寄せられたということは、漢語角での交流が中日交流の架け橋となっていることを表し、この絆がより強靭となり、日中民間交流の推進により大きな役割を果たすものと期待されると述べた。
29日午後、古澤氏は漢語角MLを通して無事日本に帰国したとの連絡があり、みんながほっとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月30日