日比が南中国海問題で協力 中国はからみつく「クモの巣」にどう対応すべきか

日比が南中国海問題で協力 中国はからみつく「クモの巣」にどう対応すべきか。 日本やフィリピンなどは、中国が同盟を結ばず、友好的で、植民地の拡張に反対する国で、そのうえ大国としての風格もあることをよく見極めており、中国からうまい汁を吸ってきた…

タグ: 南中国海 日本 フィリピン 

発信時間: 2011-09-29 17:02:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

フィリピンのアキノ大統領は26日、日本の野田佳彦首相と共同声明を発表し、南中国海の重要性を強調した。これは、日本とフィリピンが南中国海問題で連携することを示すと見られている。「環球時報」によると、共同声明は中国に直接言及していないが、アキノ大統領の訪日について、フィリピン政府は早くから中国との南中国海における島の領有権争いで日本の支持を得たい意向を示している。アキノ大統領は野田首相が就任して最初に日本を訪問した首脳で、南中国海に関するこの声明は、「日本の新政府が中国に対してどのような態度をとるか」の一つの参考になるかもしれない。一方、「日本との連携」はフィリピン国内では不評だ。「料理人が多すぎればスープの味が壊れる」と考える人や、「『南中国海のパイ』は本来5、6人で分けるべきだが、7、8人で分けることになりそう」と懸念する人もいる。環球網が27日に行ったオンライン調査では、中国のネットユーザーの99%がフィリピンに実質的な罰を与えるべきだと回答した。わずか1カ月ほど前の訪中で、アキノ大統領は中国と総額130億ドルの投資を取り付けている。

日本の外務省「中国に向けたものでない」

シンガポール紙「ザ・ストレーツ・タイムズ」は27日、「中国の海洋における主権要求は日比首脳会談の最重要議題」と伝えた。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は同日、「日比が関係を深めて中国に対抗」という見出しで、日本とフィリピンはともに中国との領土争い激化という問題に直面し、両国は軍事と安全保障の関係を深めようとしていると報じた。フィリピンは先週、安全保障問題を取り上げ、野田首相に南中国海問題で支持を得たい意向を示した。また消息筋によると、日本は米国に追随し、一連の多国間協議を通して同地域の主権争いの解決を求めると見られる。

「環球時報」は27日、日比両国の南中国海問題に関する声明と行動について、日本の外務省を取材した。外務省の佐藤勝報道官は、「南中国海問題で日本は外交路線を変えたことも、関係国と連携して中国に対抗しようと思ったこともない」と一蹴。両国はすでに2回の南中国海問題に関する協議を行い、今回で3回目だという。

 

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