野田首相が本当にフィリピンと連携すれば、外交の争いが起き、日本国内で歓迎されるとも限らない。日本の「朝日新聞」は25日、詩のような論評を掲載した。日本は春の騒動と暑い夏の破壊を経験し、エアコンをめいっぱい使ってはならず、別の大地震の心配もしなくてはならない。秋がとうとうやってきた。きれいな空は美しい水彩画を思わせ、日本人は疲れた心を休ませるべきだ。
中国はからみつく「クモの巣」にどう対応するか
沖縄大学の劉剛教授は27日、「環球時報」に対し、日比両国が結束し、「民生追求」を強調したのは、中国に「社会制度」「イデオロギー」というカードを出すためとの見解を示した。これは両国が手を組む最大の共通点で、背後に米国の目論見があることがわかる。中国にとっては一種のけん制で、「中国と周辺国の関係はどれもだめで、食い違いがある」というイメージが世界に広がる。劉剛氏は次のように話す。日本やフィリピンなどは、中国が同盟を結ばず、友好的で、植民地の拡張に反対する国で、そのうえ大国としての風格もあることをよく見極めており、中国からうまい汁を吸ってきた。彼らは中国に恥じることなく、利益を蚕食し続けてきた。日本とフィリピンのやり方にはデモンストレーション効果があると見られ、中国との間で領土争いのある国は互いに観察している。彼らが一体となって大連盟を結成することはないが、中国の利益を蚕食する際には互いに呼びかけ、騒ぎ立てるだろう。一部の小国の中国に対するやり方は、クモの巣を張っているかのようだ。そのクモの巣はたるんでいるが、からみつき、心地悪いに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月29日