アジア太平洋地域で、TPPはグローバル化に参加する唯一の選択肢ではない。国内環境がまだ整っていないときに日本がTPP交渉参加を焦る理由について、山田氏は、現在の複雑な日米関係を考慮すると、民主党政権が米国主導のTPPに大きな反応を示すのは政治的な意図からだと見ている。
山田氏はさらに、経済貿易の角度から見て、アジア太平洋地域の発展には米国の力だけでなく中国とアジアの力も必要で、自由貿易の本当の意味は協力を深め、各自の優位性を発揮し、共同発展を促進することだと強調。
その一方で、日本はTPP参加と同時に、中韓などのアジアの国との経済貿易協力の推進にも力を入れるべきだとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月9日