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発信時間： 2011-11-21 14:55:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

八百長問題で日本相撲協会を解雇された元幕内力士・蒼国来を取材した。ちょうど十一月場所という相撲のシーズンが到来している時期ということもあって、蒼国来が所属する荒汐部屋の親方や力士はすべて九州場所が開催される福岡市に行ってしまっていた。取材に訪れた時、蒼国来が8年間寝泊まりし、稽古に明け暮れた荒汐部屋には、彼一人だけが残されていた。

この3階建ての荒汐部屋には、蒼国来が日本で過ごした8年間がすべてつまっている。蒼国来が8年前、日本に来たばかりの頃に写した写真を出してきてくれた。写真の中の蒼国来はとても細く、私の目の前にいる本人とは思えなかったほどだ。昔の写真を眺めながら蒼国来は、この8年の苦労話をポツリポツリと語ってくれた。

◇親方に直談判　自己アピールで入門許可

7歳からモンゴル相撲を始めた蒼国来は12歳になると家を離れフフホト市にあるスポーツ選手養成校で中国レスリングを学んだ。16歳にはフリースタイルで全国優勝を成し遂げている。

2003年4月、蒼国来の運命を変えた日がやって来た。荒汐部屋の親方が有望な若者をスカウトすべく遠路はるばるフフホトまでやってきたのである。だが1週間ほど視察した結果、めぼしい相手には巡りあえず、何の収穫もないまま帰国準備をしていた親方に、当時19歳だった蒼国来は「日本に行きたい」とアピールしたのである。そんな蒼国来に期待を抱いた荒汐部屋の親方は、日本に帰る前に入門許可を出してくれた。

◇80キロから130キロへ増量

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