資料写真:町で避難する日本人
申雪さんのように地震の警告を「取り越し苦労」だと考える定住型の中国人は少なくない。最近、Facebookで多くの中国人がこの問題に対する悩みや気持ちを吐露しているを見かける。
ある中国人は、日本は地震大国で、建築物は比較的頑丈にできているし、耐震設計されているが、実際、地震の警告を聞くと地震に対する備えが必要だと思う。備えあれば憂いなしという。また、日本の新しい家なら地震の心配はいらないという人もいる。
また中国人の中には「専門家」に疑いを持つ人もいる。「大震災前には、東海大地震の可能性が90%と騒ぎたて、九州の福岡県に遷都が必要だといってた専門家の話をまだ信じるのか?」「地震が発生するかどうかわからないのに、専門家の話は信じられない。運を天に任せるだけだ。」などという意見が寄せられている。
すなわち、地震で自分の暮らしを損なわないために、自然にまかせ、自分らしく生活する。ほとんどの日本在住の中国人は、地震の脅威に対してそんな風に考えているようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月8日