福島の放射能警戒区をたずねて②「野生動物園」の園長

福島の放射能警戒区をたずねて②「野生動物園」の園長。

タグ: 放射能警戒区 福島 富岡町

発信時間: 2012-03-16 11:27:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

家の中に入ると、床に食品と紙が置いてあるのを見つけた。紙には「松村さん、お受け取りください」と書かれている。付近の住民が臨時に家に戻ることがあり、ついでに松村に食べ物を置いていくのだ。缶詰とカップラーメンが松村の主食である。

電気も完全に復旧しておらず、松村は毎晩ろうそくを灯す。彼は木炭をいくつか手に取り、暖炉にくべて暖を取った。

松村の家の中には10年前に買った29インチのテレビがある。「震災後はテレビを見ることも少なくなった。バラエティを見ても笑えなくなったから」。

松村にとって、外界との窓口は携帯とラジオだ。この小さなラジオが外の世界を知るための主要な手段なのである。

日本政府は今年4月、警戒区域を一部解除する。松村は富岡町もその一つになってほしいと願っている。しかしどれほどの人々が帰ってくるのかは彼にも分からない。「放射能の影響を、やはりとても心配しているんだ」

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月16日

 

 

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