米「ワシントン・ポスト」電子版は29日、「日本は非常に多くのプルトニウムを保有するが、使用できない」とする記事を掲載した。
日本は数十年で大量のプルトニウムを貯めこんだ。資源の乏しい日本にとって、これらのプルトニウムはクリーンエネルギーの重要な原料の一つであるはずだ。
ところが、昨年、東日本大震災による放射能漏れ事故が発生し、世界で放射性元素を保有することに対する懸念が高まったことで、これらの潜在的な資源は否定されるようになっている。
日本の野田佳彦首相は27日、韓国のソウルで開催された核保安サミットで演説し、安全性に対する誤った考えにより日本は原発施設に対して一種の誤った安心感を持っていたとした。
野田首相は、「福島第一原発の核燃料保管プールの放射能漏れ事故は真の脅威をもたらした」と述べた上で、「どんな自然災害より、人為的な破壊行動は私たちの想像力を試すものだ」と語った。