またIPFMは2011年にまとめた報告の中で、他の核兵器を持たない国と比べて、日本が保有するプルトニウムは多いことを明らかにした。日本は保有量の約4分の3を他国に置いているが、自身でも10トンを保有し、これらは1000個の核兵器を作るのに十分な量だという。
日本がこれほど多くのプルトニウムを保有するのは、世界でもっとも武器以外の原子力事業に積極的な国であるためだ。日本はエネルギーの半分を原発で供給したいだけでなく、これらの原発で発生した使用済み燃料を使ってプルトニウムを加工し、原発に再利用したいと考えている。
福島で原発事故が起こる前に日本は多くの技術的な問題に直面し、分離プルトニウムを原発の燃料として再利用する計画は予定通り進んでいなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月29日