日本のマンガは近年なぜ「わいせつで暴力的」に?

日本のマンガは近年なぜ「わいせつで暴力的」に?。

タグ: 日本のマンガ,性的描写,暴力,有害マンガ

発信時間: 2012-05-21 14:41:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の数十年続く「マンガブーム」は既にバブル化し、市場は益々秩序をなくし、商品が過剰な状況が発生し、このような事態を招いたと筆者は考える。

まず、マンガの過剰によって、悪質な競争が起こる。マンガブームに乗じて一気に売れたいと考える人が増え、「十年努力して」一つの長持ちするブランドを打ち出そうとする人は居なくなった。前世紀末、日本の大部分のマンガが読者の何年にも及ぶ「検証」を経てから、一つのちゃんとした作品となったものだ。しかし、今では、名作家の新作は完成すれば、すぐさま市場に打ち出され、無名な作家の作品はどんなに価値があろうとも、長く持ちこたえる事はできない。そのため、名声によって商品を売る事ができない作家たちは「邪道」を進むことを選ぶしかないのだ。

次にマンガの過剰は、読者の「審美疲労」を招く。多くの新しい作品がストーリー、画風、テーマにおいて既存の作品と類似する。そのため、読者はより「新鮮」な刺激を求める。マンガの愛好家たちの年齢層は幅広く、教育レベルもそれぞれだ。大多数の読者の人気を獲得したいのなら、わいせつな内容や暴力的な内容で人の本能的な要求を満足させる方法しかないのである。

最後に、マンガの過剰は業界の「利益」優先を招いた。新たなマンガ作品を次々と打ち出し、関連グッツを開発することに忙しく、教育界や保護者たちの意見に耳を傾ける余裕などないのだ。

マンガは、かつて、日本の最も美しい「名刺」の一枚だったが、今では暴力とわいせつさが日本マンガの方向性となっている。この調子では、日本のマンガは二度と戻れない道へと進んで行ってしまい、何代にも渡って苦労して築き上げてきたマンガ産業が全て崩壊してしまう可能性がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月21日

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