日本の宇宙事業、軍事的色彩が濃厚に

日本の宇宙事業、軍事的色彩が濃厚に。 今回のJAXA法改正は「自らを解放する」ことでもある。JAXAは日本の宇宙技術研究開発の大本営であり、新しい法律に基づき、いわゆる「防衛的」な宇宙兵器を将来開発することを排除せず、より多くの科学研究項目と成果をより幅広い軍事分野に投入することもある…

タグ: 宇宙航空研究開発機構 改正案

発信時間: 2012-06-26 16:41:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の国会は先ごろ、独立行政法人「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)法の改正案を採択した。従来の宇宙開発は「平和目的に限定する」との条項を削除したことで、防衛に関する研究を行うとともに、宇宙開発の成果を軍事分野に応用できるようになる。

法案は制定されてかなり時間がたっており、今年2月の内閣会議で条文はすでに了承されていた。今回の採択は日本の宇宙政策が再び「解放」されて、軍事的色彩が濃厚になりつつあることを物語っている。

国会は1969年、ロケットや衛星などの開発利用を「平和目的のみに限る」と明確に規定した決議を採択、その後のかなり長い期間、日本は軍事衛星の所有に言及することを避けていた。だが近年、日本はいわゆる「朝鮮ミサイル危機」を絶えず誇張することで、軍事偵察衛星の所有に向けた世論づくりをするようになった。

H2Aロケット技術が成熟するに伴い、日本は鳴り物入りで軍事偵察衛星の研究と製造、発射と応用を進めた。2003年に情報収集衛星(偵察衛星)2個を打ち上げて、宇宙偵察ネットワークの構築に着手。その後の数年間で、偵察衛星ネットのため、情報収集システムの維持と完備を目的に、合計6個の衛星を打ち上げている。

行動と同時に、法律面でも手を打った。08年に「宇宙基本法」を採択し、偵察衛星のために遅ればせながら“出生証明書”を発行。基本法によって、日本は「非侵略目的」の衛星を所有することを正式に認められたことで、「平和」という制約から脱け出し、宇宙政策で初めて「解放」を成し遂げられるようになった。

実際、日米安保条約に基づき、日本は米国の偵察衛星が得た情報を共有することができる。日本は「ミサイル威嚇」を理由に単独で軍事偵察衛星を開発しようとしているが、「真の狙いは別にある」のではないか。

 

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