ロシアのメドベージェフ首相は3日、北方四島の国後島に上陸した。
メドベージェフ首相は3日、専用機に搭乗し国後島に上陸し、「国後島の視察は、極東視察の重要な一環だ」と表明した。この一連の動きは、日本からの強い反発を招いた。外務省の佐々江賢一郎事務次官は同日、駐日ロシア大使を同省に呼び、メドベージェフ首相による国後島上陸に抗議し、「日本政府は受け入れられない」と述べた。
ノーボスチ・ロシア通信社は、「メドベージェフ首相は3日、建設中の国後島の港と港湾ビルを視察した」と報じた。情報によると、同港は11月より使用開始となる見通しだ。メドベージェフ首相はさらに、国後島の漁業施設を訪問した。同施設の担当者によると、当該地域は漁業資源が豊富で、漁師の数も増加傾向にあるという。
メドベージェフ首相は上陸前、ロシア政府の官僚による北方四島視察は極めて重要であるとし、「北方四島はロシアの重要な領土であるからだ」と発言した。