世界基準の環境対策とCSRで中国市場で地産地消を目指す―ブリヂストン
世界基準の環境対策とCSRで中国市場で地産地消を目指す―ブリヂストン。
タグ： ブリヂストン 右田裕隆
発信時間： 2012-09-11 11:46:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
CSR活動で作成した遊具、中国婦人連合会と共同開催
中国網：CSRに積極的に取り組んでいらっしゃる様子がよく分かりました。
中国での今後の事業展開について伺います。注目している中国の地方、事業分野がありましたら、教えてください。特に中国中西部へご興味、上昇し続ける中国の人件費への対策はどのようにお考えでしょうか？
右田：現在タイヤ生産工場は北から瀋陽、天津、無錫、恵州に保有しており、天津、無錫工場で能力増強と技術改造を行うことで当面必要な量の生産は４工場で十分対応できる見込みですので、現時点では中西部など新たな地方への生産拠点進出は考えておりません。
但し、タイヤの需要は将来的に伸びていきますし、今後ますます人件費高騰や労働人口減少・高学歴化という課題に直面しますので、中西部は将来の候補の一つとなりえるとは思います。一方で事業展開というご質問ですので、生産拠点と言うことに限らず販売と言う観点では、当社は従来から中西部を含む内陸部にも注力しており、乗用車用の消費財チャネル、トラックバス用の生産財チャネルの中西部店舗の展開も積極的に取り組んでいます。
最後に人件費高騰対策ですが、経営に与える影響は小さくありませんので、生産性の向上などに取り組みコスト上昇への対応を図っております。人件費および人材の定着でみた場合、苦労している地域はありますが、適切な賃金体系を整備し優秀な人材を育成・定着させ、早期に中国経営の基幹となるポストにスタッフを登用していく仕組みづくりを考えています。
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