野田政権には前進する余地が残されていない。野田首相は、早期解散総選挙に応じることを条件に自民党・公明党からの支持を集め、数ヶ月前に消費増税法案を可決させた。野田首相はこの前言を撤回したことになる。野党はすべての機会を利用し民主党政権を打倒し、野田首相を総理の座から引きずり下ろそうとしている。野田首相が消費増税を積極的に推進したことから、民主党内で最大の勢力を持つ小沢一郎氏が離党し、新党を設立した。民主党の国会における優勢も微々たるもので、党内分裂が加速されれば、民主党の議員数が全面的に半数割れとなるだろう。野田政権はすでに瀕死の状態に追い込まれており、国内政治の「もつれ」を解くことは不可能だ。日本国内で右翼勢力が台頭する状況下、野田首相は外交面でも実質的な成果を上げられず、中国や韓国との領土問題についても「引き延ばし戦略」をとることを余儀なくされている。
民主党が政権与党となってから、首相がすでに二回も入れ替わっている。初代・2代首相の鳩山由紀夫氏と菅直人氏も「最高権力者の座にしがみついている」と批判されたが、両氏は支持率が20%を下回ってから1−2ヶ月内に辞職した。野田首相は恥知らずにその座にしがみつき、民主党の政権担当の期間を出来る限り引き延ばそうとしている。野田首相は現在選挙を実施することは自殺的な行為だと分かっているはずだ。民主党は、数十年に渡り臥薪嘗胆の思いをし、やっとのことで手にした政権を失おうとしている。
但野田政权已几乎没有继续前行的空间。几个月前,野田为确保增税法案在国会获得通过,曾与在野的自民党、公民党达成妥协,以近期内解散议会提前大选换取在野党对法案的支持。如今野田政权出尔反尔,在野党定抓住一切机会,推翻民主党政权,把野田拉下马。由于野田力推增税法案,民主党内重量级政治家小泽一郎已另起炉灶,民主党在国会的优势已微乎其微,若党内分裂态势进一步扩大,民主党在国会将全面失守。野田政权已成跛脚鸭,不可能化解国内政治“死结”。在当前日本国内右翼势力高涨的情况下,野田在外交上也难有实质作为,在与中国及韩国领土争端上,野田只能采取“拖延”战术,别无选择。
民主党上台以来,日本已三易其相。尽管前两位首相鸠山由纪夫和菅直人都曾被批“赖着不走”,但两人都是在民调跌破“门槛”后一周至两个月内辞职,走得也算体面。现在,野田不顾颜面地赖在台上,就是要尽可能长地延续民主党执政时间。野田明白,现在进行选举无疑于自杀,民主党势将丧失卧薪尝胆几十年打下的江山。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年11月1日