田氏は半年前の取材の中で、「市場よりも生産能力の方が心配だ。当社は生産能力が不足しており、通常の生産能力では48万台しか生産できない」と述べていた。
一汽トヨタの今年1-8月の販売台数は、前年同期比21%増の38万台に達し、業界全体の3.3%の成長率を大きく上回った。しかし田氏は、中日関係の急変により、自動車販売シーズンの9月と10月に販売が冷え込むとは想定もしなかった。同社の昨年の9・10月の販売台数は10万台に達したが、今年は4万4000台に減少した。
田氏は2008年に常務副総経理に就任してから、リコール問題や東日本大震災等の苦境に直面してきたが、常に効果的な市場マーケティングにより危機を回避してきた。しかしながら田氏は今回、「販売目標達成は不可能だ」と断言した。このような意思表示は、同氏が常務副総経理に就任してから初のことだ。田氏は、日本車が中国でこれ以上シェアを拡大できなくなったとは考えていないが、現在は十分な時間と力強いマーケティングにより、消費者の自信を取り戻す必要がある。
就在半年前,有媒体采访田经理时,他明确表示“不愁市场愁产能”,“一汽丰田是产能不足的企业,标准产能只有48万辆。”
今年1—8月份,一汽丰田销量达到38万辆,同比增长21%,远超行业3.3%的平均增长。但令他没有想到的是,突变的中日关系,令一汽丰田在传统旺季“金九银十”,并未品尝收获的喜悦。去年同期9月、10月份总销量为10万辆,今年下滑到了4.4万辆。
自2008年他担任常务副总经理以来,经历了“召回门”、地震海啸等各种困局,但每次都通过有效的市场营销手段“化险为夷”。但这次却直言,“无论如何完不成任务”。如此表态在其任内尚属首次。田聪明并不认为日系车在华的空间已入“窄门”,只是当前局势需要时间和有力的营销手段挽回消费者的信心。