日本で今年の漢字に関するネット投票を実施したところ、「乱」の得票数が最多となった。また来年も「乱」の得票数が最多になると予想されている。
日本は確かに乱れている。原発・経済・外交・人心等は、「乱」によって言い表すことができる。中でも最も乱れているのは、日本の政治だろう。
衆議院は先月解散され、今月16日に総選挙を実施する。12の政党、1304人の立候補者が、総選挙に参加する。原則的には、満25歳以上の日本国籍保有者は、300万円もしくは600万円の供託金を支払えば、立候補が可能だ。しかし一定の得票数に達しなかった場合、この供託金は没収される。本気で当選を狙うならば、さらに数千万円の選挙資金を費やす必要がある。そのため強い組織背景、もしくは経済背景を持たない限り、一般人は立候補できない。しかしながら、これほど多くの政党と候補者が参加しており、一部の政党は衆議院解散後に慌ただしく成立し、一部の政党は数日間で消滅した。有権者はこれに対して、戸惑いを覚えている。