日本の右翼団体の民間船10隻と、それを援護する日本の海上保安庁の巡視船10隻が23日、釣魚島(日本名:尖閣諸島)海域で故意に挑発行為を行った。日本側の巡視船が包囲していたものの、中国海監編隊は右翼団体を領海から追い出すことに成功し、釣魚島海域での巡航活動を続けた。
軍事専門家の羅援少将は記者のインタビューに対し、「釣魚島問題においては、既に攻撃と防御の逆転現象が起きている。以前は日本が能動的に、中国が受動的に振舞う傾向にあった。中国は今こそ、この機会を逃すことなく、主権の主張をより一層強めるべきである。中国は既に領海基線を定めており、12海里内での中国の如何なる法執行活動も合理的且つ合法なものであり、法的根拠を有する。領海内に船舶が侵入すれば、警告し、追い払う必要がある。また、必要であれば逮捕し、中国の領海主権と海洋権益を防衛する」と述べた。
今回の事件について、羅少将は「『魔高一尺,道高一丈(魔物が1尺大きくなれば、それを妨げる道も10尺長くなる)』ということわざがあるように、日本が更なる1歩を踏み出すのであれば、我々は2歩、3歩と先を進まなくてはならない。得よりも損の方が大きく、割に合わないと思わせれば、日本もしり込みするだろう」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月25日