「中日の耐震建築技術人材育成プロジェクト」の成果報告会が5月6日、北京で行われ、中国住宅・都市農村建設部、日本大使館、日本国土交通省、中国建築設計研究院(集団)、日本の国際協力機構(JICA)など関係部門および機関の代表、中日両国の専門家など100人以上が出席した。報告会では、同プロジェクトの成果の総括、中日の研究者による耐震基準修正に関する話し合いの結果の報告、四川大地震と東日本大震災の発生後に両国が実施した復興活動の進展状況の説明、中国の都市防災に対する今後の予測が行われた。
JICA中国事務所の中川聞男所長によると、四川大地震から1年が経った2009年5月12日、耐震技術の関連知識を普及させ、専門技術者を育成するため、中国住宅・都市農村建設部とJICAは「中日の耐震建築技術人材育成プロジェクト」に調印した。同プロジェクトは中日政府による「都市再建」分野の重要な協力事業とされ、2013年5月31日まで4年間にわたって行われる。