このように、「クールジャパン立国」をマイルストーン的に具体性もたせて政策課題としていくならば、僕は、日本企業がこれらの人材をうまくとりいれることができるか、ということを主要な対策問題としたらいいのではないかとおもうわけです。紐付きでもいいので、日本人学生・ビジネスパーソンを海外に出す制度とか、または、海外からガツンガツンとクールジャパンの商談として人が来るような援助制度(文化博覧会・商談会のようなものではなく、個別の企業ごとの人材交流を促す制度)でしょうね。
直感的には、「クールジャパンは日本人が考えるからこそ、クールなナノだ!」ということに陥ってしまいそうですが、僕はあくまでも、海外市場での受け入れ度合いが重要なわけで、その観点から考えれば、日本だけで生活している日本人が考えているだけでは「ぜーんぜん、クールじゃない!」ということになるとおもいます。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月30日