◇今回の米日軍事演習で多くの記録を更新
過去に比べ、次の多項目で記録を更新したため日本は今回の軍事演習を史上最大の作戦と呼んでいる。
(1)演習規模。日米の総兵力5000人(うち日本側が1000人、米側が4000人)のほか、少数だがニュージーランドやカナダの軍人も参加。カリフォルニアにある海兵隊基地キャンプ・ペンドルトンの海兵隊はほぼ総動員で出動した。これほど大規模な上陸訓練は米軍内部でも非常に少ない。
(2)武器・装備。海上自衛隊のヘリコプター搭載空母「ひゅうが」、「あたご」型イージス艦など艦船3隻からなる編隊がヘリコプター4機とともに海を渡り軍事演習に参加。米海兵隊のMV-22オスプレイが「ひゅうが」に発着艦する訓練が行われた。 これほど多くの主力艦、最新鋭装備が日米の離島奪還訓練に姿を見せるのは初めて。
(3)演習項目。従来の机上演習や指揮・通信の連携のほか、実兵演習の段階では、日米部隊がサンクレメンテ島に向けて水陸両用攻撃を共同で発動し、陸上自衛隊は砂浜とヘリからの上陸を訓練、海上自衛隊の艦船はそれに対して実弾で支援するシナリオ。これらの演習項目はすでにこれまでの島しょをベースにした特殊作戦の域をはるかに超え、大規模な水陸両用作戦の範疇に入っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月25日