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「風の谷のナウシカ」(1984年)
同作品は、1985年に、ローマ・ファンタジー&SFフィルムフェスティバルとザグレブSF&ファンタジーフィルムフェスティバル でいずれも第1位に輝いたほか、毎日映画コンクールの大藤信郎賞をも受賞した。公開された当時、同作品の独特の世界観に、世界が驚愕した。そして、日本のアニメ界のその後の十数年の歩みを決めたと言っても過言ではない。宮崎監督は同作品により、世界のアニメ界での不動の地位を築いた。
主人公のナウシカが暴走を停止した王蟲の群れの前に降り立ち、幼生を帰すという同作品のラストシーンは感動的だった。ナウシカも登場から10年以上にわたり、アニメ界でもっとも人気あるキャラクターの座に座り続けている。