J-CASTニュースは10日、「安倍首相の大ぼらに、東電が違和感を表明した。安倍首相は福島原発の汚染水漏出がすでに完全にコントロールされていると称し、IOCの東京の安全に対する懸念を解消した。しかし汚染水の被害を受けている福島県民の心情は複雑だ」と伝えた。ある人は、「汚染水は現在も流れ続けている、ウソだらけだ」と憤っており、ある人は「大風呂敷を広げたが実現できるのか」と疑問を呈した。
安倍首相が、汚染水は福島原発の港湾内の0.3平方キロメートル内で完全にブロックされていると称したことについて、菅義偉内閣官房長官は9日、「汚染水が漏れたとされる湾内にシルトフェンスと呼ばれる特殊なカーテン状のフェンスを設け、外に出さないようにしている。放射性物質の濃度は基準値以下で、湾の外では検出できないぐらいの値だ。これを『コントロールしている』と言うのは当然ではないか」と説明した。