中国の自信を強調するとともに、中国の「強硬さ」を騒ぐ西側メディアがある。英フィナンシャル・タイムズ紙が28日伝えたところによると、中国軍増強の自信がアジア太平洋地域の緊張に拍車をかけている。中国海軍は近年の実力増強で、強硬姿勢に転じてきている。環球時報が伝えた。
米国は今年6月、米国の排他的経済水域(EEZ)に入って中国艦船がパトロールを行っていると明かした。今年7月、中国の駆逐艦が初めてロシアと日本北部の間の海峡を通過。中国の同地域での軍事力強化に対抗するため、米国は昨年、オバマ政権のアジア太平洋シフト戦略の一環として、太平洋地域に配備する海軍艦船の割合を拡大すると表明した。
軍事専門家の李傑氏は環球時報の記者に、中国海軍の核戦力に対する海外メディアの心理は複雑だと話す。「それは中国が高度経済成長と同時に軍事力も強大化するのを西側諸国は望んでいないからだ。軍事力が強大化し、経済力も高まれば、西側諸国、特に米国のアジア太平洋におけるグローバル利益に影響を与える。中米の貿易往来は密接だが、米国は軍事上はやはり中国を牽制したいと考えている」。
李氏は「誰が何と言おうと、中国のグローバル利益を確保するため、中国は地域の強国になり、自らの軍事力を強気で発展させなければならない。我々の軍事力が日本よりも劣れば、アジア太平洋地域の軍事力のバランスはとれない」と強調する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月29日