香港紙・文匯報によると、日本の鳩山由紀夫元首相はこのほど香港城市大学から名誉法学博士号を授与され、13日に同大で講演した。鳩山氏は日本軍による中国侵略時の残虐行為について2度にわたり謝罪。たとえ戦争中でも受け入れることのできない残虐行為であり、日本の市民として、中国の人々に謝罪する義務があると表明した。中国新聞網が伝えた。
鳩山氏は、東アジア共同体の展望について英語で講演。日本による中国侵略時の残虐行為について2度にわたり謝罪した。鳩山氏が謝罪の言葉を述べると、会場は鳴りやむのを待たねばならないほどの拍手に包まれた。
鳩山氏は「私は南京大虐殺記念館を見学して、多くの歴史事実に身をもって向き合った。写真から日本軍が南京市内で罪のない市民を殺害したことを目にし、当時日本メディアがこうした残虐行為をいかに『称賛した』のかもわかった」として「日本の市民として、改めて謝罪したい」と述べた。
鳩山氏は「たとえ日本軍に惨殺された中国人が1人だけだったとしても、日本側は国が戦争中だったことを言い訳にしてはならない。こうした残虐行為はたとえ戦争中でも受け入れることはできない」と指摘。「日本は戦争を永久に放棄すると宣言し、国家間の論争をはっきりさせるとともに、非軍国主義を世界中に広める義務がある」とも述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月16日