日本は国家安全保障会議を設置し、特定秘密保護法を可決し、戦争に備え軍拡を進める政治・軍事大国に向け邁進しようとしているが、正義と進歩の力が、日本が歴史の流れに逆行することを阻む世界の理性の声が多く存在している。日本が危険な道を順調に走り続けることは困難だ。
まずは日本国内の国民と有識者、そして野党による、右翼・保守勢力への反対の声だ。安倍内閣が独断専行を続ければ、首相本人と自民党の支持率が急激に低下し、内閣総辞職に追い込まれる可能性もある。次に日本は第二次世界大戦の侵略の歴史を否定したことで、人類社会全体の良知と尊厳を侵した。平和を愛し侵略に反対する各国の国民は、日本の非理性的な行為を攻撃するだろう。また現在の国際秩序は第二次世界大戦の戦勝国によって構築されたもので、国連がその証左だ。国連は世界で最も権威ある、戦争と平和に対して発言する権利を持つ国際機関だ。日本が戦後の国際秩序を覆そうとすれば、国連と安全保障理事会に対する挑戦となり、その野心が実現されることは非常に困難だ。また平和的に発展する中国が実力を拡大しており、世界で重要な戦略的影響力を持つ大国になっている。中国の力強い発展は、軍事的な危険な道に戻ろうとする日本を力強くけん制するだろう。(筆者:厖中鵬 中国社会科学院日本研究所の専門家)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月13日