英国・ドイツ・ロシア・南アフリカなどの数十カ国に駐在する中国人外交官はこのほど、主流メディアに寄稿文を掲載するかそのインタビューを受けることで、安倍晋三首相の靖国神社参拝、歴史を無視する行為を批判し、国際社会で多くの注目を集め共鳴を引き起こした。
中国の劉暁明駐英大使はデイリー・テレグラフに、「日本の軍国主義はヴォルデモート卿」と題する寄稿文を掲載し、日本の軍国主義を小説『ハリー・ポッター』に登場するヴォルデモート卿に例え、中国の立場を鮮明に表現した。英国の視聴者とネットユーザーからは、積極的な反応が得られた。一部の人は、中国の大使は明確な観点と十分な論拠を持ち、伝わりやすく納得しやすかったと語った。また一部の人は、中国の大使は中国の尊厳を守った上で、英国の視聴者に分かりやすく説明し、中日の争いの実質を理解させたばかりか、中国の立場への理解を深め同情を誘ったと指摘した。また一部の人は、中国人大使が外交で見せた気風と知恵は、中国への尊重と友人を獲得したと述べた。
英ウェストミンスター地区の通りで新聞・雑誌販売店を経営するバーンズさんは人民日報のインタビューに応じた際に、「中国人大使が英紙に掲載した記事と、テレビ番組のインタビューは、中国の声を伝え、中国の厳正な立場を表明し、多くの人に問題の経緯と真相を理解させた。中国の発展と力は、日本の右翼政治家を嫉妬させた。そこで彼らは軍国主義を担ぎ上げ、軍国主義と戦争の意識を再燃させようとしている」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月14日