安倍氏の訪印、中国抑制の目標達成は困難(一)

安倍氏の訪印、中国抑制の目標達成は困難(一)。 インドが日本の抱き込みに追随するはずがない。歴史、国情、複雑な宗教の信仰により、インドはその他の大国による外交戦略の指揮に完全に従うことができない…

タグ: 安倍 インド 訪問 中国抑制

発信時間: 2014-01-28 16:06:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍晋三首相にとって、1月26日は「鼻高々な日」となった。安倍首相はインドの「共和国記念日」記念パレードの主客として、インドの指導者の隣に座り軍事パレードを観閲した、日本の初の首相になったからだ。安倍首相もその誇らしさを隠そうとせず、同行していた日本の記者に対して、「インド最大の式典において、日本の首相が主客として招待されることは、歴史的な一大事だ。今回のインド訪問により、日印両国の安全協力が強化された」と語った。しかしインドの記念式典の主客になったことは、安倍首相が最も喜んでいることではない。安倍首相はシン首相と首脳会談を開き、海上自衛隊が米印両国の海上合同演習に参加することで合意に達した。また日印両国の首脳は協力強化により、海上の航行の自由など海上安全問題について意見を一致させた。

安倍首相を最も喜ばせた、裏に隠された原因は、「インド抱き込みによる中国けん制」だ。これは安倍首相のインド訪問の最も重要な目的でもある。日本にとって、インドはいわゆる「西側的な価値観」が近く、また両国間には複雑な歴史・領土などの対立が存在せず、両国は共に「日増しに強大化する中国に対する戦略的な懸念」に直面している。これらの、主観的にインドと関係を深化させられると判断するさまざまな要素により、日本は近年インドに対して色目を使っている。安倍首相は再任してから1年余りに渡り、「中国抑制」の道を大股で歩んでいる。「安倍外交」の主な目的の一つは、中国けん制だ。安倍首相は特に、中国周辺諸国の役割を最も重視している。安倍首相の1年余りの外交路線も、これを裏付けている。安倍首相はASEAN10カ国の歴訪を終え、モンゴルやロシアなどを訪問した。

しかし安倍首相の、某国を抱き込み中国を抑制するという外交努力が、奏功するとは限らない。安倍首相は今回の大掛かりなインド訪問に向け、出発前に多くの準備を進めていた(天皇夫妻のインド訪問、小野寺五典防衛相のインド訪問)。安倍首相はインドに強い期待を寄せていたが、これによりインド抱き込みによる中国抑制の外交目的は実現されるだろうか。言うまでもなく、これにはさまざまな圧力があり、効果は非常に限られている。

まず、インドが日本の抱き込みに追随するはずがない。これについては、インドの国情から説明しなければならない。インドは人口が12億人にも達する開発途上の大国だ。インド経済は近年になり一定の発展を実現し、BRICs入りを果たした。しかしインドの全国各地の発展は非常に不均衡で、貧富の格差が深刻だ。経済協力開発機構の報告によると、インドの貧富の格差はさらに拡大されており、約3分の1のインド人が貧困ラインを下回る生活を送っている。インド政府の2010年の統計データによると、全国の貧困者数は3億8000万人弱に達した。富の分配が不均衡という原因のほか、インド社会に根ざしているカースト制が社会の分化を深刻にしている。カースト制は人種と社会の役割の違いを基礎としており、身分が低い姓の人は生まれつき劣勢に立たされ、教育と雇用の機会が限られ、貧困・立ち遅れの悪性の循環に陥る。

インドの経済発展の深刻な不均衡は、外交面で影響力を拡大しようとする試みを制約している。インドは正真正銘の地域の大国になるという外交戦略の野心を抱き続けているが、この外交戦略はインドの「同盟を組まない」という原則の上に成り立つ。歴史、国情、複雑な宗教の信仰により、インドはその他の大国による外交戦略の指揮に完全に従うことができない。仮にインドの外交が他国の指揮に従ったならば、地域、ひいては世界の大国になるという外交戦略が泡と化す。外交戦略面で他国の指揮に従う国が、どうして大国になれようか。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月28日

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