中独の協力、日本の反省を促せるか?

中独の協力、日本の反省を促せるか?。

タグ: ドイツ 日本 歴史問題

発信時間: 2014-03-31 15:50:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中独の協力は、習近平国家主席の訪独のテーマとなった。世界の2大貿易国・経済体として、中独両国は双方の協力が得た成果を誇りにする十分な理由を持ち、未来の協力の新たな局面を切り開く自信に満ちている。

これと同時に、中日関係は依然として政治・経済ともに冷え込んでおり、中独関係とは対照的だ。日本はドイツと同じような歴史的経緯を持つが、まったく異なる歴史観・道徳観を持っている。これは今日、中独が共に進む一方で中日が離れていくという大きな差の、歴史的・心理的な根源だ。

第二次世界大戦の敗戦の現実、これに伴う変化を受け入れることは、誇り高いドイツ民族にとって骨身に染みるほどの苦しみだ。しかしこの苦しみが手にしたのは、仏独の和解、欧州の持続的な平和、ドイツ民族の再生であった。時のブラント西ドイツ首相がユダヤ人の墓地で跪いた時に、ドイツ民族全体が立ち上がり、中国を含む全世界の人々の尊重を勝ち取った。現在もドイツのあちこちでは、第二次世界大戦の被害者を追悼し、懺悔を表明する跡地・シンボル・碑文がある。歴史の事実を尊重し、自らの行為を反省することは、法律・教育・世論を通じ、ドイツ人の各世代の精神にとって必修科目となっている。

日本の指導者は「屈する」ことを拒み、国民を率いて魂を洗い隣国の理解、アジアの繁栄を得ようとしていない。これは日本民族を堂々とした民族にはしない。歴史問題および領土問題を巡る輿論戦において中国に負けないために、日本政府は欧州各国で宣伝と遊説に力を入れており、今回の核安全保障サミットで米国のとりなしにより日韓首脳会談を開いた。日本の指導者は時勢により態度を変え、言行不一致で、演技力を精一杯示そうとした。しかしドイツは日本の遊説家が避けて通る場所だ。ドイツに行き、何を語るというのか。ドイツ人に対して、その法律・教科書・思想を変えるよう促すのか。どれほど完璧な宣伝術と芝居も、ねじ曲がった歴史観と貧しい道徳観を覆い隠すことはできず、むしろ世界の人々に対してその後ろめたさを見せつけ、不信任感を与える。

歴史的に日本は、欧州に学んだ急先鋒だ。ドイツという歴史の鏡の前に立たされた日本の指導者は、とりなしを頼み八方美人を演じるよりは、ドイツのような魂に届く反省と変化により、面を上げる方が良いだろう。これはアジアと世界の人々の幸いであり、日本人の幸いでもある。

中日が今日争っているのは領土だけではなく、その裏側にある正義の問題だ。我々は隣人を選択できないが、正義を貫く必要がある。領土問題は譲歩できず、正義も無視され覆されることはできない。正義が守られ広められてこそ、密接な協力と共同繁栄が期待できる。(筆者:崔洪建 中国国際問題研究所欧州部主任)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年3月31日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。