安倍首相は欧州で、戦後の日本は平和な国の道を歩み続けたと強調した。しかし歪んだ歴史観と国家観のために、安倍首相は平和主義の戦後体制への深い憎しみを示し、「戦後体制から脱却する」と誓った。日本の戦後の指導者のうち、安倍首相は「平和」を標榜する資格が最もない人物と言える。
ヨーロッパ大陸が第二次世界大戦の勝利を盛大に祝う中、安倍首相は訪欧中に「憲法解釈の見直しにより集団的自衛権を解禁する」決意を表明し、欧州・アジアの人々の戦争の痛みを顧みなかった。その「改憲」、「軍拡」の最終目標は、戦後の平和憲法の束縛から逃れ、日本を軍国主義の古い道に一歩また一歩と引き戻すことだ。
ハーバード大学教授のジョセフ・ナイ氏は、安倍首相が「ナショナリズム」によって軍事政策を包装していると批判した。週刊ニュース誌・タイムの最新号は、過激な愛国者の安倍首相は、日本人を含む多くのアジア人を不安にさせていると指摘した。
嘘は一万遍繰り返しても嘘のままだ。世界の舞台において、安倍首相がこの「愛国者の演技」に没頭するほど、ボロを多く出すことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月9日