中日韓3国の財務相が出席する財務相会議が19日にオーストラリア・ケインズで開催される。2年5ヶ月ぶりの開催となり、日本のメディアからは中国・韓国との関係を改善する試みとしてみられている。一方韓国の毎日経済紙は16日の評論で、「3カ国が会談でどのような論戦を繰り広げるか注目されている」と伝えた。
韓国毎日経済紙の16日の報道によると、韓国企画財政部はこの日、9月20日から21日までのG20財務相・中央銀行総裁会議に参加する3カ国の財務相が共同会談を開催すると発表した。参加メンバーは韓国が崔副総理兼企画財政部長官、李中央銀行総裁。日本が麻生副総理兼財務大臣、黒田日本銀行総裁。中国が楼財政部部長。中国の周人民銀行総裁は現地への到着が遅れるため参加できない。
産経新聞によると、「中日韓の3カ国はこれまでの恒例として毎年5月上旬に開かれるアジア開発銀行の年次総会の際に財務相会議を開催してきた。しかし2013年は日本の麻生財務大臣の靖国神社参拝が中韓両国の不満を招き、会談が中止。第2次安倍内閣が成立以降、1度も開催されなかった」としている。これに関して韓国の報道は、「中国側は会議への参加を拒否した理由を明らかにしていないが、多くの識者は日本との領土問題の争いが激しくなったためと見ている」と伝えている。