プーチン氏の訪日条件、日本をジレンマに陥れる
プーチン氏の訪日条件、日本をジレンマに陥れる。
タグ： プーチン 訪日
発信時間： 2014-11-03 10:39:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
日本の消息筋によると、ロシア政府は日本側に対して、「岸田文雄外相が早期訪露し、両国間の貿易経済会議に出席する」という、ウラジミール・プーチン大統領の訪日条件を伝えた。
日本はプーチン大統領の来訪を心待ちにしている。しかし日本は欧米の対ロ制裁に追随しているため、ロシアの要求は日本を困らせている。
この会議は貿易経済に関する日露政府間委員会と呼ばれ、日本の外相とロシアの第一副首相が出席する。1996年からほぼ毎年、交替で開かれている。
今年の会議は4月にロシアで開催される予定だった。しかし米国とEUがウクライナの政治的危機を理由に、ロシアに対して複数の制裁を実施したことから、米国の同盟国である日本もこれに追随した。
安倍首相は再任後にプーチン大統領と何度か会談し、個人的な関係を深めることで、日ロの北方四島（ロシア名・南クリル諸島）の主権を巡る係争の解決を目指してきた。
日本はプーチン大統領の今秋の訪日を希望していたが、実現されなかった。安倍首相は今月のAPEC非公式首脳会議で、プーチン大統領の会談を実現しようとしている。
日本政府の高官は、「ロシアが日本に対して先に訪露するよう求めたことには、欧米陣営のロシアの孤立状態を打破する目的がある」と推測する。
外務省と外相の事務所は、ロシアへの回答を検討中だ。共同通信社の報道によると、プーチン大統領の訪日は、早くても来年の春まで延期されている。日本がロシアの要求を拒めば、プーチン大統領はさらに訪日を延期する可能性がある。これを受け入れれば、米国やEUの不満を招くことになる。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2014年11月3日
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