米コロンビア大学教授、日本政治研究専門家のジェラルド・カーティス氏は、「日本では今後、55年体制の自民党よりも力強い新55年体制が構築されるかもしれない。55年体制において、最大野党の社会党は万年野党とやゆされていたが、自民党とはまったく異なる理念を持ち、国会で自民党の政策を効果的にけん制することができた。しかし民主党などの野党が、新55年体制で社会党のようなけん制力を発揮することはない」と指摘した。
上智大学教授の中野晃一氏は、「二大政党制は1993年以来の日本の政治改革の大実験だ。民主党が衰退し自民党が一強になれば、この政治実験の失敗を意味する。日本の政党政治と民主主義は、相当危険な状態に陥るだろう」と警鐘を鳴らした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月27日