第四に、「一帯一路」の運営方式は開放的な協力である。マーシャル・プランはその指導思想から計画の制定、具体的な実施まですべて米国の上層部が主導した。地政学的な同盟の構築という目標を実現するため、援助の範囲は西欧各国に限られた。運営方式も米国が単独で掌握していた。
「一帯一路」は一方、開放的で包括的な協力方式を取っている。習近平主席は、中国は沿線各国の参加を歓迎するとの立場をはっきりと示している。アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設にあたっても、中国は世界中の関係国の参加を募り、創設メンバー国は57カ国に達した。AIIBの扉は一貫して関係国に開かれており、このことも「一帯一路」建設の開放性と包括性を十分に示していると言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月20日