「地名」で歴史を記録する――「受降村」をたずねて
「地名」で歴史を記録する――「受降村」をたずねて。
タグ： 浙江 日本軍 受降村
発信時間： 2015-08-17 14:01:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
「勉強していた頃、受降村を通るたびに父親が、『この村はなぜこの名前なのか知っているか？ ここは日本人が我々に投降を求めに来た場所なんだ』と口にしていた」と、かつて富陽中学で学んだ周亦穎さんは言う。「大きくなって、父親の気持ちが分かるようになった」。
陶土祥氏の岳父である林鎮南氏は当時、日本軍に強制されて会計の仕事をしていた。彼は中日双方がこの地で「投降の申し入れと受け入れ」を行う経緯を目撃していた。
岳父の話を聞いた陶氏によると、当時、一般の村人の立ち入りは禁止されていた。投降してきた日本兵をなぐり殺すのを避けるためだったと思われる。日本軍が部隊の名簿や武器装備の名簿、防備の配置図などを恭しく中国の司令官に差し出したとき、岳父は思わずつぶやいたという。「もう戦争は終わったのだ……」。
中国人民抗戦勝利70周年を記念し、富陽区政府は「受降村」のそばに「浙江抗日戦争勝利記念館」を作ることを決定した。
「日本人がここを侵略し、暴行を働いたことを我々が忘れることはない。そして我々が日本軍を打ち負かし、偉大な勝利を収めたことはさらに忘れることはない」と張建華氏は述べる。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2015年8月17日
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