しかし安倍首相は諦めていない。安倍首相は古い手法を繰り返し、一部の係争を利用し、さらには係争を引き起こすことで、周辺諸国の脅威論を大げさに煽り、改憲に有利な民意を形成するだろう。安倍首相の一時的な「内政重視」の政策は、世を騙す術である可能性が高い。
安倍首相の再選は、野党を崖っぷちに追いやっている。維新の党は分裂が確実視されている。維新の党の「非大阪系」は、民主党と協力し安倍首相の「一強」けん制を模索している。民主党の一部の中堅・若手議員は民主党を解散し、維新の党との新党発足を主張している。日本労働組合総連合会の古賀伸明会長は10日、民主党の解散も選択肢の一つと述べた。
安倍政権は9月19日から連休が始まる前に、参議院での安保関連法案の採決を目指している。民主党や維新の党などの野党6党は11日午前に党首会談を開き、「内閣不信任決議案」や「首相問責決議案」の提出を含むすべての政治的手段を用い、安保関連法案の参議院通過を阻止することを決定した。日本の民間組織も、今後数日に渡り国会議事堂前で大規模な抗議集会を開く準備を進めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月13日