パンダ杯で変わった若者の対中印象
中日両国の民間交流を推し進めるには、特に若者の人的交流を強めるべきだ。程委員は、中日民間青年交流推進の一環として、昨年、中国駐日本大使館と人民中国雑誌社が主催したパンダ杯全日本青年作文コンクールが行われ、優秀賞・入選の青年が中国訪問に招待されたことを紹介している。
程委員は「応募者は本当にみな日本の普通の庶民、特に若者で、会社員あるいは大学生だった。中国訪問の後で、多くの参加者が大使館に礼状を送ってくれたが、そのうち多くの人が特に次の一点を強調していた。彼らが、これ以前に日本のメディアを通じて理解していた中国のイメージはあまりよくなかった。中国人はあまりマナーを守らないなどというものだ。しかし、彼らは実際に中国人と触れ合った後で、中国人がとても礼儀正しいことに気づいたという。ある青年は、中国の上海でよく道に迷ったが、地図を手に右往左往していると、すぐに地元のおじいさんが来て道を教えてくれたそうだ。彼らは身をもって中国を体験することで、中国に対する認識をまったく別のものに変えた。中国は日本のメディアで宣伝されている通りではないと考え方はすぐに変わった。この効果はとてもいいものだ」
日本のメディアによる中国関連報道について、程委員は「日本のメディアの中国に対する報道量はますます増えていると言うべきだろう。中国の国家政策に関する面ではマイナスの解説がかなり多いが、中日両国の人と人との交流に関するニュースは比較的ポジティブだ」と話している。
目下、大使館の推進の下、両国のメディア間、とりわけ第一線の記者の間での交流が大々的に展開されている。程委員によれば「昨年、われわれは中国西部地域を含む多く地域で、日本の記者の訪問交流を何度も実施しました」という。
「人民中国」より 2016年3月7日